こんにちは、モノしんです(v^ー゚)
今日は前回の記事の続き!
ビアレッティの「モカエキスプレス」の使用レビューをしていきたいと思います!
構造はシンプル
抽出を始める前に、「モカエキスプレス」の構造をよく見てみましょう。
説明書通りの名称で紹介すると、左上がタンク、右上が上部、下がフィルターバスケットとなっています。
上部を下から見るとこんな感じ。
パッキンとフィルタープレートがセットされており、これは取り外すことが可能ですが、その必要があるのは使用後の手入れの時で、抽出の際に取り外す必要はありません。
写真を見ておわかりいただけたと思いますが、構造は非常にシンプルです。
豆は細挽きがいいらしい
さて、実際に抽出していきたいと思います。
コーヒー豆は細挽きがいいらしいんですが、今回は挽き具合もわからずスーパーで購入したこのコーヒー粉を使って抽出してみます。
早川コーヒーのロイヤルブレンド、焙煎温度215℃です。
簡単に早く抽出できる
コーヒー粉が用意できたら、まずはタンクに水を注ぎます。
写真左に見えている安全弁の下まで水を入れます。これよりも水を少なくして濃いコーヒーを抽出するなんてテクニックもあるようですが、薄くしたいがために安全弁が水没するような量の水を入れるのはNG。安全弁は抽出時に何か異常があってタンク内の圧力が高まりすぎた場合に圧力を逃がす働きをするものですが、その安全弁が水より下にあると正常に働かないと思われます。まあ、水を少なくするのも説明書に書いてある方法ではないですから、自己責任でお願いします。
次にフィルターバスケットにコーヒー粉を入れ、フィルターバスケットをタンクにセット。
コーヒー粉の量はすり切り一杯。写真はちょっと少ないようですが、こんな感じでも問題なく抽出はできました。ここでの注意点として、フィルターバスケットのふちやタンクのネジ部分、つまり、上部を接続した時に接するところにコーヒー粉が付いたままにしないようにしてください。付いたままになっていると、抽出中に漏れる可能性があります。写真ではフィルターバスケットのふちにわずかに粉が付着しているので、悪い例ですね(^^;
タンクに上部を接続したら、いよいよ火にかけていきます。
ちなみに、タンクと上部の接続はネジ式になっていますので、抽出時に漏れないようにするため、しっかりと締め込みます。
この「モカエキスプレス」はIHでの加熱不可なので、今回はモノしん愛用の「レギュレーターストーブ ST-310」で火にかけていきたいと思います。※「レギュレーターストーブ ST-310」もレビューしていますので、未読であれば是非読んでみてください!
ちなみに、ガスコンロで加熱してももちろんいいんですが、おそらく普通のガスコンロだと「モカエキスプレス」の底の面積が小さすぎて、ゴトクに載せられないと思います。そんな時は「ミニ五徳」を使えば大丈夫!家で「モカエキスプレス」を使いたいけどガスコンロしかないって場合は、併せて買うといいでしょう。
火力は火が「モカエキスプレス」の底をはみ出さない程度に。
このまま待つこと約4分。「ゴポゴポゴポッ」という音がしたらもう火を止めてOK。
上部のフタを開けてみると…
じゃ~ん!無事抽出できています!
この時、「モカエキスプレス」は取っ手以外の部分は熱くなっていますから、火傷に注意。また、説明書によると、少なくとも最初の3回は「慣らし」として抽出したコーヒーを飲まずに捨てなければならないそうです。
実際使う前はもっと時間と手間がかかると思っていたんですが、非常に手軽ですね。モノしんの感覚では、ドリップするより楽だと思いました。
濃厚な気がする
抽出したコーヒーを飲んだ感想の前に言っておきますが、モノしんはコーヒーの味にそれほど詳しいわけではありません。それに、豆の種類とか焙煎具合とか挽き具合とかでも変わってくるでしょうからね。
それを踏まえた上で、いつも飲んでるドリップとの比較で言うと、やっぱり濃厚な感じはしました。牛乳で割ってカフェラテにすると、いつもよりコーヒー感が強く非常に美味しい。あと、確実に言えるのは、紙のフィルターでドリップしたものより粉っぽいですね。しかし、モノしんの感覚では気になるほどではないくらいです。
手入れも基本簡単
使った後は手入れをしなければなりませんが、ここが面倒だと使わなくなってしまいがち。しかしながら、「モカエキスプレス」の手入れはそれほど面倒ではないので一安心。
まず、手入れは必ず「モカエキスプレス」が十分に冷めてから行ってください。
冷めているのを確認したら、まず上部を外し、タンクからフィルターバスケットを外して、その中のコーヒーかすを捨てます。
上部の中はこんな汚れ具合。
抽出されたコーヒーに含まれていた細かい粉がこびりついている感じ。あまり汚れていないように思うかもしれませんが、実はコーヒー豆に含まれる油分で油っぽいんですよ。
コーヒーかすを捨てた後のフィルターバスケットがこちら。
ここも上部と同じように、細かい粉が油分とともにこびりついています。
水ですすいでこの細かい粉を落としてしまえば手入れは完了と言ってしまってもいいんですが、油っぽいんでそれだけではなかなか落ちません。必要に応じてスポンジを併用して落とします。ここでのポイントは、洗剤を使わないこと!残った香りや油分が後々の美味しさに関わるらしいので、それを落としてしまう洗剤は使わないようにします。
ここまでだと手入れも非常に簡単に思えたでしょうが、モノしんがちょっと面倒だと思っているのがこちら。
この写真、上部を下から見たところで、見えているパッキンとフィルタープレートも同じように汚れているので洗う必要があるんですが、このパッキンを外すのがちょっと厄介。溝にはまっているだけではあるんですが、指を引っ掛けるようなところがないため、なかなか外れません。まあ、爪楊枝でも用意すれば問題なく外せるんですが。
外すとこんな感じです。
外してしまえば、水とスポンジで洗い、元に戻すのはまったく難しくありません。
ちなみに、パッキンといえば消耗品なわけですが、「モカエキスプレス」はメジャーな製品なので、代替品の入手は容易です。
まとめ
実際使ってみて感じたのは、「思ったより簡単」というのが一番大きいですね。抽出にしても手入れにしても面倒が少なく、イタリアの家庭で日常的に使われているというのも納得できます。
「ミニ五徳」を持っていない現時点ではわざわざシングルバーナーを用意する必要があるため、日々使うのは敬遠してしまいがちですが、「ミニ五徳」を入手してガスコンロで使えるようになれば、日常的にこれでコーヒー淹れるのもいいなと思っています。もちろん、アウトドアには持ち出して、これでコーヒーを楽しむつもりです。