こんにちは、モノしんです!
車にまつわるトラブルの一つに、”バッテリー上がり”というものがあります。長く車をお持ちの方であれば、実際に起こったことがあるという人も多いのではないでしょうか。
モノしんもそれなりに長く車を所有する中で、一度ならず何度もバッテリー上がりに見舞われてきています。自分の不注意でヘッドライトを点けっぱなしにしたことが原因の時もあれば、冬の寒さが原因の時もありました。
そんな時、身近に車を持っている知り合いがいれば、車で来てもらい、その人の車のバッテリーと自分の車のバッテリーを繋いでエンジンをかけることができます(これをジャンプ(またはジャンピング)スタートと言います)が、その人がすぐに来られるとは限りませんし、そういう人がいなければ、JAFなどのロードサービスに依頼するしかありません。
実は、そのような事態に対処できるアイテムが存在するんです。それを今回入手しましたので、みなさんにご紹介したいと思います。
そのアイテムがこれ!
カシムラのジャンプスターター、「KD-151」という商品になります。
商品情報
まずは商品情報をご覧ください。
メーカー希望小売価格:オープン
バッテリータイプ:リチウムイオンバッテリー
本体充電時間:最大約5時間
充電可能回数:約300回
本体サイズ:137×78×20mm
重量:240g
パッケージサイズ:125×215×65mm
パッケージ重量:580g
メーカー希望小売価格はオープンとなっていますが、実売7,000円前後で買えるかと思います。ショップによってかなり差があるので、購入の際は安いところを探してみてください。
ソフトケースについて
では、パッケージの箱から出してみましょう。
立派なソフトケースが出てきました。
パッケージの箱ビチビチの大きさで、商品情報に記載のパッケージサイズ(125×215×65mm)とほぼ同じです。上の写真だとサイズ感わからないと思いますが、結構デカいです。
重さは実際測ってみたところ、633gと商品情報のパッケージ重量を上回っていました。まあ、わずかではありますが。どのみち500mlのペットボトル飲料より少し重いくらいですから、全然重くはないです。
余談ではありますが、このソフトケース、先日レビューしたWAQのLEDランタンのソフトケースに似てるんですよ。
両者を並べるとこんな感じ。
WAQのソフトケースのほうが質感は高いですが、カシムラのもカーボン柄がカー用品っぽくて悪くはありません。
WAQのソフトケースはファスナーが角の部分でひっかかりやすく開閉しづらいというストレスポイントがあり、その点も似てないか心配したんですが、カシムラのはそんなことはなく開閉しやすく一安心でした。
内容物について
ソフトケースを開けるとこのようになっていました。
中のものを全て出してみました。
本体、保護回路付きジャンプスタートケーブル、本体充電用ケーブル、本体充電用DC12V-USB充電器、取扱説明書の全5点です。
本体はソフトケースの大きさから考えるととてもコンパクト。
実際測ってみると、商品情報に記載の通り(137×78×20mm)でした。
こちらは本体充電用ケーブル。
長さ約1mのUSBケーブルで、端子は片方がタイプA、もう片方がタイプCとなっています。
これが本体充電用DC12V-USB充電器。
車のシガーライターソケットから本体を充電できるようにするものですね。これをシガーライターソケットに差し込み、前述の本体充電用ケーブルで本体と繋いで充電するわけです。
もちろん、本体の充電はスマホの充電器等からも可能です。ただし、出力が1.5A以上のものでないとダメとのこと。出力は充電器に必ず記載されてますから、確認してから接続するようにしましょう。
また、パソコンからの充電はしないよう書かれています。
本体詳細
本体を細かく見てみましょう。
背面には仕様が記載されています。
ここで注目したいのは、保管時環境温度でしょうか。0℃~40℃と記載されています。
理想としては車の中に保管しておきたかったんですが、この温度範囲だと夏も冬もNGですね。普段は家の中で保管しておき、必要に応じて持ち出す必要がありそうです。
側面はメッキシルバーで質感高くなっており、電源ボタンと本体充電用のタイプCのUSBポートが備えられています。
タイプCのUSBポートは、本体への充電専用です。この商品、実はモバイルバッテリーとしても使えるんですが、このポートからスマホ等の充電をすることはできないわけです。
電源ボタンの動作については後述します。
上面には、端子カバー、LEDライト、出力用のタイプAのUSBポートが備えられています。
モバイルバッテリーとして使用する場合は、こちらのUSBポートを使用します。
端子カバーをめくると、この商品の肝である、ジャンプスタートケーブルの接続口が現れます。
ジャンプスターターとしての使用方法も後ほど説明します。
電源ボタンの動作について
電源ボタンを1回押すと、電源ONとなり本体前面のバッテリー残量インジケーターが点灯します。
電源を意図的にOFFにする方法はなく、何も接続しない状態で約30秒(実測25秒くらい)経過すると自動的にOFFとなります。
電源ボタンを約2秒長押しすると、本体上面のLEDライトが点灯します。
光色は白のみですが、明るさは非常用ライトとして十分使えるレベル。取扱説明書によると、満充電状態での最大連続点灯時間は約24時間とのことです。
LEDライトONの状態で電源ボタンを押すとSOSモードとなり、モールス信号でSOSを表すパターン(・・・ーーー・・・)でLEDライトが点滅します。さらにもう一度押すと単純な点滅モード。さらにもう一度押下で消灯します。どのモードであっても、長押しで消灯することも可能です。
ジャンプスタートするには
まずは本体の端子カバーをめくり、ジャンプスタートケーブルを接続します。
接続すると、ジャンプスタートケーブルのLEDが緑と赤に点滅します。
これで本体の準備はOK。電源ボタンを押す必要はないようです。
次に、バッテリーが上がった車のバッテリーにジャンプスタートケーブルを接続します。
接続には順番があり、まずは赤の+ケーブルをバッテリーの+端子に繋ぎ、次に黒の-ケーブルをバッテリーの-端子に繋ぎます。
補足の豆知識
車と車を繋いでジャンプスタートする場合も、バッテリー同士の接続には順番があります。その順番は以下のようになっています。
1.バッテリーが上がった車のバッテリーの+端子
2.救援する車のバッテリーの+端子
3.救援する車のバッテリーの-端子
4.バッテリーが上がった車のアース
順番も大事ですが、4の接続場所がバッテリーの-端子ではないこともポイント。アースというのは、エンジンルーム内の塗装されていない金属部分であればどこでも大丈夫です。車種によってはアース用の接続箇所が指定されている場合もあり、その場合は取扱説明書に記載されているはずです。
上の順番通りに接続しないと必ず事故になるわけではないですが、作業の安全性を高めるための手順ですので、順番があるってことは覚えておくといいでしょう。
正しく接続できると、ジャンプスタートケーブルのLEDが緑に点灯します。残念ながら、実際に試せていないので写真はありませんが、これで準備完了です。
準備が完了したら、30秒以内に通常のエンジンをかける操作を行い、無事にかかれば成功です!
ちなみに、何もせずに30秒がすぎてしまうと、オートパワーオフ機能が働いてジャンプスタートケーブルのLEDが赤に点灯し、ジャンプスタートができない状態になってしまうとのことです。
ジャンプスタートするにあたって気になる点
取扱説明書には、ジャンプスタート時は必ず2人で作業するよう記載されています。
理由が書かれてないので考えてみたところ、2点ほど思い当たりました。
まず1点は、バッテリーに接続してから30秒経過でオートパワーオフ機能が働いてしまうためでしょう。1人で作業するとしたら、バッテリーに接続して即座に車に乗り込みエンジンをかける必要がありますから、30秒だとあまり余裕はなさそうです。
もう1点は、ジャンプスタートケーブルが短いことにより、バッテリーに接続した本体をエンジンルーム内の安定した場所に置けるとは限らないからだと思います。不安定な場所に置けばエンジンがかかった振動でエンジンルーム内に落ちてしまう可能性もありますからね。
そうは言っても、ジャンプスターターの性質上緊急で使うケースが多いはずで、1人でやらざるを得ない場合もあると思います。その時は、本体が落ちてしまわないよう、置く場所の選定には細心の注意を払うようにしてください。もちろん、1人での作業をオススメするものではないですし、自己責任となってしまうことをご了承ください。
まとめ
必ずしも使うかわからないものに対して約7,000円をかけるかどうかは人それぞれだとは思いますが、モノしんの経験上バッテリー上がりはそれなりに見舞われる可能性の高いトラブルですから、備えておく価値は十分にあると思います。
さらに、モバイルバッテリーを持っていないのであれば、その用途として日常的に使うこともできると思いますので、より価値は高まると思います。
車をお持ちであれば、買っておくことを強くオススメします!