【腕時計】Amazonで買ったメンテナンス工具で電池交換をしてみた!

こんにちは、モノしんです!

 

ちょっと前になりますが、こんな記事を投稿しました。

Amazonで購入した腕時計用メンテナンス工具を使い、金属ベルトの長さ調整をしたのでした。

 

今回は同じ工具を使用し、電池交換をしてみようと思います!

 

※注意※
モノしんはこの作業の専門家ではありません!ここからの作業を参考にされる場合は、あくまでも自己責任でお願いします!!

対象は異なる裏蓋タイプの2本!

電池交換をする対象となる腕時計はこの2本。

電池交換をする腕時計

左がトミーヒルフィガー、右がオリエントの腕時計となります。

 

腕時計の電池交換をする際は裏蓋を外すことになりますが、裏蓋の外し方は様々で、腕時計によって異なります。今回電池交換する2本は異なる外し方のタイプなので、それぞれ作業の様子を紹介したいと思います!

 

こじ開けタイプの裏蓋

トミーヒルフィガーの腕時計の裏蓋は、こじ開けタイプ。

このタイプの裏蓋は、ケースにきつくはめ込んであるだけ。裏蓋の周囲をよく観察すると、工具を差し込むための隙間があるはずです。

ちょっとわかりにくいですが、こんな感じ。

こじ開けタイプの工具を挿し込む隙間

赤丸で囲った部分が盛り上がっていて、裏蓋とケースの間の隙間に工具が差し込めるようになっています。

 

こじ開け用の工具はこれ。

こじ開け用工具

先端のキャップを外します。

こじ開け用工具の先端

横から見ると…

こじ開け用工具の先端横

かなり鋭いので扱いには注意が必要ですね。

 

裏蓋とケースの隙間に、こじ開け用工具を差し込みます。

こじ開け用工具を差し込む

ケースが傷付かないように気を付けたほうがいいですね。モノしんはキムワイプを工具とケースの間に敷きました。

※キムワイプとは、ティッシュ状の紙製汚れ拭き取りシートです。ティッシュのようにくずが出ないので、腕時計のような精密機器を扱う作業に最適。

 

こじ開け用工具を差し込み、あとはテコの原理で…と思ったら、この腕時計の場合は、差し込むだけでパコッと裏蓋が外れてしまいました。

こじ開けタイプの裏蓋が外れる

ケース内の白く見える部品はプラスチック製で、ゆるくはめ込んであるだけなので、手で簡単に外すことができます。

こじ開けタイプの電池交換可能状態

ここまできたら、あとは工具セットに付属のピンセットで電池をつまんで外すだけです。ちなみに、この腕時計の電池は「SR920W」という型番でした。

 

本来であれば新しい電池を入れるところですが、この腕時計はしばらく使う予定がないので、今回は電池を入れずに元に戻すことにします。

 

実は、ここからが大変でした(;´∀`)

こじ開けタイプの場合、裏蓋をケースにはめ込むのが非常に難しい腕時計があるってのは調べて知っていたんですが、まさかのこの腕時計がそれでした…。

もう何をしてもはまらない。おそらく、1時間以上は格闘したと思います(゚д`*;)

お店に持ってくしかないと諦めかけたのですが、最後の手段として、腕時計を柔らかい布で包んだ上、プライヤー(ペンチのような工具)で挟み込むという荒業を実施。結果、何とか裏蓋を元通りにはめ込むことができました(^^;)※高価だったり大事だったりする腕時計には絶対にオススメできない方法です!

 

スクリュータイプの裏蓋

オリエントの時計はスクリュータイプ。

このタイプの裏蓋は、裏蓋自体がネジになっており、ケースに締め込んであります。裏蓋に工具を引っ掛けて回すための溝があるので、見分けるのは容易です。

その溝を見てみてください。

スクリュータイプの工具を引っ掛ける溝

わかりやすいですよね(^^)

 

裏蓋を回すための工具はケースオープナー。

ケースオープナー

左に置いてあるものは裏蓋の溝に引っ掛ける部分で、様々な形状のものが入っています。その中から外す裏蓋の溝の形状に合ったものを選び、右に置いてある工具本体にセットします。

溝に引っ掛ける部分を工具本体にセット

上2つの引っ掛ける部分はその間のダイヤルを回すことで、下1つの引っ掛ける部分は工具の持ち手を回すことで、位置を調整することが可能。外す裏蓋の溝に合うよう、ちょうど良い位置に調整します。

 

裏蓋をケースオープナーで回しやすいよう、ベルトを片方ケースから外しておきます。

工具セットには、ベルトを外すための工具も入ってますよ。

バネ棒外し

バネ棒外しというものです。

先端が二又のフォーク状になっています。

 

腕時計のケースとベルトはバネ棒というもので接続されています。

バネ棒とはこんなもの。

バネ棒

真ん中の太い部分に左右の細い部分を押し込んで長さを縮めることができますが、押し込むのをやめると、バネの力で元の長さに戻るようになっています。

 

ケースとベルトの接続部分がこちら。

ケースとベルトの接続部分

赤丸のところにバネ棒の一部が見えているのがわかるでしょうか?

その部分をバネ棒外しで押し込んで長さを縮め、ケースとの接続を外します。

 

ベルトを外したら、工具セットに入っている固定台にケースを固定。

固定台にケースを固定

裏蓋の溝にケースオープナーを掛け、一般的なネジと同じように反時計回りに回転させてゆるめます。

裏蓋の溝にケースオープナーを掛ける

上の写真は溝にケースオープナーをあてがっているところです。溝は浅いので、適当にやると回す際にケースオープナーがずれて腕時計を傷付けてしまうことがありそうです。慎重にやりましょう。

 

裏蓋をケースオープナーである程度ゆるめたら、あとは手で回して外します。

スクリュータイプの裏蓋を外す

ケース内の右下に見えている電池をピンセットで外します。この腕時計の電池は「SR927W」という型番でした。

 

交換する電池はこれ。

「SR927-ECO」のパッケージ

SONY SR927-ECO

 

型番が違いますが、裏面にはSR927Wとして使えることもちゃんと書いてありますよ(^^)

「SR927-ECO」のパッケージ裏面

 

電池を入れる時もピンセットを使い、慎重に作業します。電池を入れたら、裏蓋を元に戻しますが、こちらはネジになっているので、こじ開けタイプと比べれば簡単です。どんなネジにも言えることですが、締める時はまず手で回していきます。最初から工具を使ってしまうと、ちゃんとネジ山が噛み合っていないのに強引に回してしまうことがあり、そうするとネジ山を壊してしまうことになります。手で回らなくなったら、ケースオープナーで締め込みますが、あまり強く締めなくても大丈夫だと思います。

 

最後に、ケースとベルトを接続し、作業完了です!


まとめ

こじ開けタイプについては、裏蓋を外して電池を交換するまでは非常に簡単なのですが、その後裏蓋をケースにはめ込むのが想像以上に大変でした。正直、もうやりたくないレベルですね(;´ρ`)

実際にやってみるまでは、はめ込むのが大変かどうかもわかりませんし、このタイプの腕時計については、自分で電池交換作業をするのはあまりオススメできませんね…。

一方、スクリュータイプについては、工具の調整等に少し手間がかかりますが、作業自体は簡単です。こじ開けタイプと比較すれば、自分でやる敷居は低いと言えるでしょう。

 

腕時計を複数持っていると、電池が切れたものをいちいち時計店に持ち込んで電池交換するのは大変だと思います。工具セットを持っていれば、大事な腕時計のみ時計店に持ち込み、それ以外は自分で作業するということができますから、オススメですよ(o≧▽゚)o